マイナンバーカードは返納する・しない?メリット・デメリットを調べてみた

今の政府の方針を考えると「マイナンバーカードは返納すべき!」という意見が多いですね
実際に現在「返納する方が増加している」みたいです

ここで長い目で見たら「マイナンバーカードは返納する・しない」どっちにメリットがあるのか気になったので調べてみました。

返納しようか?もう少し待ってみようか?とお考えの方は是非参考にしてみてください

マイナンバーカードの問題点

マイナンバーカードは将来的に様々な手続きや身分証明書の代わりとして使用できるカードとして数年前から導入されました
単純に考えれば「全てこのカードで手続きが可能」という点は個人的に素晴らしいと思いますが・・・

実際に導入されてからは「様々な問題点」が浮上して特に「保険証の廃止」「運転免許証との統合」など世間を騒がせている事は皆さんもご存じかと思います。

・金融被害
銀行口座に対する「セキュリティに関する不安」が出ています。
マイナンバーカードの情報を抜き取り「なりすましによる口座開設」や「名義の悪用」などが不安視されています。
現状マイナンバー制度を悪用した詐欺被害のニュースがちらほら見受けられます
※マイナンバーカードを作成した際に「銀行口座への紐づけ」を危険視するのはこれが原因です。

・有効期限がある
18歳以上は発行から10回目の誕生日まで
18歳未満の場合は発行から5回目の誕生日までが有効期限になります。
電子証明書は、年齢問わず発行から5回目の誕生日まで有効です。
有効期限が発行から長い期間があるので、期限を忘れてしまう可能性があり、いざというときに使用できない可能性があります。

・運転免許証との統合
これに関してはメリット・デメリットを詳しく別記事で解説したいと思います
※執筆中

マイナンバーカードのメリット

・身分証明書として使用可能
本人確認書類として使え「マイナンバー」も確認できます。
マイナンバーカードがあれば、色んな場面で身分証明書としての利用が可能になります

・マイナポータルにログインできる
マイナポータルを利用する事により。行政サービスの検索や各種行政手続きがオンラインで使用かのうになります

・コンビニで各種証明書を取得
コンビニで住民票の写しや印鑑登録証明書、戸籍証明書などが土日祝日でも取得できます
※仕事で平日に役所に行けない人には便利なサービスですが、証明書交付システムの不具合で別人の証明書が誤って発行されるトラブルがあり、まだまだ発展途上と言わざるを得ないです

・健康保険証として使える
マイナンバーカードが健康保険証としても使えるようになります。
転職をしても健康保険証を変える必要がなく、マイナポータルから医療費控除の手続きができるなどのメリットがあります。
※「市役所などの窓口を利用して紐づけ」をした人に起きている問題として「全国で7,000件ほどの紐付けミスが発見された」(デジタル庁)と述べています
もし紐づけミスがされたマイナンバーカードを使用すると「本人以外の保険資格」と結びついているため、使用時に問題が発生するという問題があります。

マイナンバーカードは持っていた方が良い?

2023年現時点では「返納する・しない」は個人の判断に任せるという事で良いと思います。
現状はメリットよりも行政のミスや早急ともいえる行為により「不安」という声が多く、返納したほうが良いと考える人が多いのも頷きます。

個人的には長い目で見れば「国民の声をしっかり聞いて改善すれば」マイナンバーカードは将来的には所持して損はない物だと考えています

しかし現在のマイナンバーカードは発展途上と言わざるを得ませんし、デジタル機器の扱いに慣れていない高齢者の方はマイナンバーカードは使い勝手が悪い物でもあります。

公的な手続きを簡略できる点では「国家資格」などの登録をオンラインで済ませられたり、マイナンバーカードを使えば書類への入力も簡素化する事ができるので、実際に国に届け出をする際にマイナンバーカードを使用した際は通常の手続きよりも早く終えることが出来てメリットを感じたこともありました。

まとめ

返納しても良い人
・病気も少なく年間に病院に行く回数が少ない人
・役所などへの手続きをあまりしない人(オンラインでの行政サービスをしない人)

返納しない方が良い人
・行政への手続き頻繁にする人
・自営業や個人事業主を行なっている方は電子申告で行うと節税ができる可能性がある
電子申告では、令和2年から10万円分減額になった特別控除額が、従来通り65万円で控除を受けられるようです。この際にマイナンバーカードが必要になってきます。
※マイナンバーカードがあれば「電子申告等開始届出書」を税務署へ提出し利用者識別番号を発行する手続きを省略することができるので確定申告を楽にすることができます。

マイナンバーカードを「返納する人が増加」すれば政府も否応にも改善を進めると思いますので、数年後には意外と使いやすいカードになっているかもしれませんね

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