山の上やビルの屋上から街の風景はとても美しくつい写真を撮りたくなりますよね
しかし、カメラで撮った夜景は思ったより綺麗じゃなかった・・・
という経験をした方はいらっしゃいますか?
ということで、今回は夜景撮影初心者の方の為に、夜景撮影の基本中の基本を紹介していきたいと思います
夜景撮影の基本を知り美しい夜景をどんどん撮影していきましょう!
夜景撮影に必要な機材
「三脚」は必須!
<なぜ?>
夜景撮影をするためには「光量確保」の為に「シャッター」を長い間開けておく必要があります
長い間シャッターを開ける状況では「ブレ」は天敵です!
そのため、三脚でしっかりとカメラを固定する必要が重要なポイントになってきます
手振れ補正が搭載されているカメラでも「手持ち撮影」では、どんな人でも長時間露光では確実にブレてしまいます
それに付随して「レリーズ」も重要なアイテムになってきます
<なぜ?>
シャッター速度が長くなると、シャッターを押したときの、ほんのわずかな振動がブレに繋がってきてしまいます
それを防ぐ為にも「レリーズ」は重要なアイテムになってくるのです
もし「レリーズ」が無い場合は「セルフタイマー機能」を使って代用しましょう♪
最近は「スマホ」で遠隔操作が出来るカメラもあるので、この機能が使えるなら「レリーズ」の代りになるので是非使ってみましょう♪
夜景撮影の基本設定
「ISO感度は低めに設定」
<なぜ?>
ISO感度とは、カメラが光をとらえるレベルの事です。
感度を高くすれば、暗い場所でも明るく撮影することが出来ます
そのため、夜景撮影時は長時間シャッターを開けて多くの光を撮りこむため、ISO感度を高くしすぎると出来上がった写真は
「真っ白」な画面になってしまいます
基本ISO感度は「100~300」くらいにしておきましょう
「フラッシュ」はOFFに設定!
<なぜ?>
自分がいる場所から遠く離れた「夜景」にはフラッシュの光は届きません
また、カメラによっては「フラッシュ」をONにしておくことによって「シャッター速度」を上げてしまう機種もあります
そのため「フラッシュ」のOFFは忘れないようにしましょう!
「絞り優先」か「マニュアル」モードで撮影!
<なぜ?>
マニュアルに慣れていない方は「絞り優先モード」で撮影すると良いでしょう♪
キャノンの場合は「AV」
ニコンは「A」
と表示されています
この「絞り優先モード」とは「絞り=F値」は自分で決め「シャッター速度」はカメラ側が自動的に決めてくれるモードです
ちなみに「絞り値=F値」は値が小さいほどピントが合う範囲が狭くなり、大きくなれば広範囲にピントが合います
※ボケのある写真を撮りたい場合は「値を小さくすると良いボケ味」のある写真が撮れますよ
夜景撮影をする場合は「絞り値=F値」はF8~F11あたりがおすすめです
また「ピント」は「マニュアル」で合わせ「無限遠」を基準にピントを微調整していきましょう
ピントを合わせる時は「ライブビュー」に切り替え、画面を最大まで拡大します
そして夜景で一番明るい光源を探し、その光源を使ってピントを合わせると簡単ですよ♪
「慣れたらマニュアルモードで撮影してみよう」
<なぜ?>
「絞り優先モード」では、シャッター速度はカメラが自動で決めてしまいます
その為、撮影したものの「自分の思ったような画にならなかった」場合があります
「マニュアルモード」では「絞り」も「シャッター速度」も全て自分で設定することが出来ます
「絞り優先モード」に慣れてきたら、次は「マニュアルモード」を使い「自分だけの表現」を探してみてはいかがでしょうか?
さらにワンステップ上の写真を撮るために!
カメラの撮影モードに「バルブ撮影」というモードがあります
夜景撮影でも頻繁に使われるこのモードですが・・・
カメラ初心者の方は「何に使うんだろう?」ときっと思うでしょう
このバルブモードとは「シャッターボタン」を押し続けている限り、ずっと光を取り込み続ける機能なのです
例えば「車」などの動いている光の光跡を写すことが可能になります
このモードを使う事が出来れば「実際に見ている風景」とは全く違った非現実的な風景を撮ることが出来きます
ちなみに、このモードもシャッターを長時間開けておくので「三脚」と「レリーズ」は必須になります
まとめ
今回紹介させて頂いた方法は、あくまで基本中の基本です
夜景撮影に必要なアイテムもまだまだたくさんありますし、細かい設定もまだまだ山ほど存在します
初心者の方は、まずは夜景撮影の基本を知り、慣れてきたら更に上のレベルに挑戦してみてはいかがでしょうか?
おまけ「岐阜城天守閣からの夜景」