バイクを購入する際の重要なポイントに「総排気量」というものがあります
「排気量」とはウィキペディアによると
“内燃機関の燃焼行程に関わる容積の大きさを示す数値で、エンジンの性能指標のひとつである”
要するに「排気量とはエンジン内部の広さ」のことを指します
エンジン内部が広いほど「総排気量」が大きくなります。
バイクを購入する目的は、やはり「乗って走る」ことを目的に購入されると思いますが、「排気量」によっては「大型自動二輪」の免許を取得していないと乗れないバイクが出てきます
今回の記事では、その「総排気量」の違いによるバイクの特徴やメリット・デメリットを解説していきます
今後バイク購入を考えている方は、是非参考にしてみて下さい♪
総排気量の種類と必要な運転免許は?
総排気量とはエンジン内の広さということは上記で説明しましたが、エンジン内が広くなるほど総排気量も大きくなっていきます。
総排気量には大きく分けて5つの種類があり、全ての種類に乗るには「大型自動二輪免許」が必要になってきます。
総排気量の種類は下記の通り
・50cc以下
※乗るためには16歳から取得できる「原付免許」が必要
・51cc~125cc
※16歳から取得できる小型限定普通二輪免許が必要
※50cc以下のバイクも乗れる
・126cc~250cc
※普通自動二輪免許が必要で16歳から取得可能です。
※125cc以下のバイクも乗れる
・251cc~400cc
※同じく普通自動二輪免許が必要
250cc以下のバイクも乗れる
・401cc~
※18歳から取得可能な大型自動二輪免許が必要
※全ての排気量のバイクに乗れる
「普通自動二輪免許」で401cc以上のバイクに乗っていたり、「小型限定普通二輪免許」で251cc以上のバイクに乗ると違反になるので注意しましょう!
総排気量毎に異なるメリット・デメリット
排気量ごとのメリット・デメリット
・50cc以下
メリット
燃費が良く、車体価格も安く経済的に良い
とても軽いので取り回しも楽で、普段の足に最適です。
デメリット
一応30km以上出せないことになっている
二段階右折という厄介なものがある
車の流れに乗るのが辛い
・51cc~125cc
メリット
30kmの速度制限と二段階右折の必要がなくなり、排気量の増加により車の流れに乗ることも50cc以下より楽になります。
維持費も原付と変わらない為、通勤や街乗りなど普段の足に最適です。
大型バイクを所有している方のセカンドバイクとしてもオススメ
デメリット
高速道路に乗れない
2人乗りが解禁されるが、パワー不足は否めない
・126cc~250cc
メリット
この排気量から高速道路が走行可能になり、車検がないのがメリット!
バイクの種類も豊富
デメリット
高速道路に乗れるが、やはりパワー不足は厳しく以下の排気量のバイクに付いていくのは大変
車体が軽いので風にあおられ、ちょっと怖い
・251cc~400cc
メリット
この排気量になってくると、高速も街乗りなど様々な場面で楽に走ることが可能です。
みんなとのツーリングでもパワー不足で悩まされることも少なくなると思います。
デメリット
この排気量から車検がある
・400cc~
メリット
加速性能や各種電子装備など最新の技術がふんだんに使われた豪華な仕様のバイクが多く、一度乗ってしまうとこれ以下の排気量に物足りなさを感じてしまう
デメリット
車体が大きいので、取り回しに苦労する、購入費や維持費が高い
総排気量が大きくなるとエンジンのパワーも大きくなります
また総排気量が大きくなると、エンジンのサイズも大きくなっていきます。これは上記でも触れたようにエンジン内の広さが大きくなる為です。
エンジンサイズが大きくなると、バイク自体のサイズもエンジンに合わせて大きくなっていきます(例外もあり)
総排気量が大きいバイクは、馬力が大きく加速も良く、走行中も安定した走りが出来るのがメリットの一つです。
ただし、バイクが大きいと「重量」も重くなり、取り回しが難しくなるというのがデメリットです。
総排気量が小さくなると、パワーは落ちてしまうので、馬力も少なく加速も落ちてしまうのがデメリットですが
総排気量が少ないと、バイクのサイズもコンパクトに出来るので「重量」も軽くなり、取り回しが楽になるため、気軽に乗ることが出来るのがメリットです。
さらに、250cc以下なら車検が要らないのも、経済的にはメリットです
バイク購入の際はこれらのメリット・デメリットを覚えておきましょう!
総排気量による維持費の違い
総排気量が大きくなると、バイクの価格も維持費も高くなっていきます
保険料も126cc以上のバイクに乗る時は「自賠責保険」と合わせバイク保険(任意)に入る必要があるので、維持費が増えます。
さらに126cc以上のバイクは1年に一回「自動車重量税」が必要になってきます。
125cc以下であれば、任意保険も自動車のファミリー特約を使えば新たに契約する必要もなく安く済み
「軽自動車税」を払えば済むので、126ccのバイクと比べて1年での維持費にかなり開きが出てきます。
まとめ
バイクの排気量のメリット・デメリットを簡単ではありますが、まとめさせて頂きました。
一番気を付けて欲しいのが、自分の免許で走行可能な排気量をしっかりと覚えておくことですね
私も現在「VMAX」と「NINJA250R」を所有していますが、燃費や保険料、税金や車検代などで1年の維持費だけでもだいぶ差が出ています。
好きで乗ってるので、私の場合は維持費に文句はないですが♪