手や足などに水疱性の発疹が現れる手足口病の流行が西日本を中心に広まっています
私も去年、甥っ子にうつされてしまいました(´・ω・)
あのときは熱が出るわ、体中に水疱が出来るわ大変でした。
さらに酷い方は、体中の皮が剥がれる、爪が剥がれたりするらしく、想像もしたくないですね。
お子さんをお持ちの方は、子供からうつる場合もありますので、手洗いの徹底、タオルの共用は避けるようにしましょう。
手足口病とはどのような病気?
手足口病とは名前のとおり、手。足、口の中などに発疹や水泡が現れるウイルス性の感染症です。
流行するのは夏ごろにピークを迎える代表的な夏風邪の一つです。
症状は、口の中や手足の発疹や水泡と発熱
症状が悪化すると、急な高熱や嘔吐、意識がもうろうとするなどの症状が出てきます。もし症状が悪化した場合はすぐに病院へ行きましょう
夏風邪の代表の一つ「ヘルパンギーナ」と初期症状が似ていて見分けるのが難しいです。
もし手足口病に罹った場合、残念なことに現在は手足口病に効く薬はなく、安静にして症状がひくのを待つしかありません。
辛いのが口の中にできる発疹や水疱が原因で、口の中が痛くて食事を取りづらいということです。
特に小さいお子さんをもつ親御さんは、食事はプリンやゼリー、おかゆなど、やわらかくてのどごしの良いものがよいでしょう。
手足口病に罹ったお子さんの入浴はOK?
熱が出ているなら、入浴は避けた方が良いですが
熱が出ていないなら、入浴は問題ありません
しかし、手足口病は日中解熱しても、夕方や夜に再び熱がでることがあるので、念のため入浴前に熱をはかってください。
入浴によって体が暖まると、痒くなることがあるので、ぬるめの湯に長湯は避けてさっと入った方がいいですよ
もしくは湯船には入らず、シャワーだけでさっと洗うのも、下記で解説しますが家族への感染防止にオススメです。
まだ自分で体を洗えない、小さなお子さんの体を洗ってあげる際に注意しておいてほしいのが、洗っている時に発疹や水疱がつぶれ
パパさんやママさんに感染する恐れがあるので注意してください。
子供と一緒に入浴しても大丈夫?感染のリスクは?
結論から言うと、なるべく感染している人とは一緒に入らないのがベストです。
手足口病に感染している方と一緒に入浴すると、感染のリスクはかなり上がります。
理由は、ウイルス性疾患の感染経路の一つに「抵触感染」というルートがあります。
この抵触感染というものは、唾液や鼻水、ウイルスがついた手で触れたものに触る事で感染します。
そして、お風呂場には洗面器やタオルなどがありますよね
これらにウイルスがついた手で触れたり、唾液や鼻水がついてしまった場合、これらがウイルスの媒介になってしまいます。
それを知らずに触れてしまったら・・・
さらに発疹は体温が上がったり、石鹸などで刺激を受けると痒みが発生し、お子さんは我慢できずに掻いてしまい、発疹をつぶしてしまう恐れがあります。
つぶれた発疹がお風呂場に飛び散り、お風呂場はウイルスの巣窟になってしまいます。
さらにお風呂は高温多湿で「ウイルス」が好む環境でもあります。
これらを考えると、感染しているお子さんとの入浴はとても感染のリスクが高いといえます。
しかし、まだまだ自分では体を洗えないお子さんの場合は、どうしても一緒に入ってあげないといけないですよね・・・
一緒に入浴する際に注意するポイント
どうしても一緒に入浴しなきゃいけない場合に注意しておきたいポイントを紹介します、
・症状が出ている間は、シャワーだけにする
長湯は体温が上がり痒みが発生する場合があるので、ぬるめのシャワーでさっと体を洗ってあげましょう
・石鹸やボディタオルでゴシゴシ洗うのはNG!
石鹸は刺激が強く痒みが発生する場合があり、ボディタオルでゴシゴシ洗うと発疹を潰してしまう恐れがあります。
発疹が出ている間は、なるべくシャワーで体を流す程度にしておきましょう。
・共用のモノは絶対に使わないようにする
お風呂にある、洗面器やタオルなど家族で使いまわすものは、使わないようにしましょう。
濡れた体を拭く際も、上から抑える程度にして、ドライヤーの送風や扇風機で乾かすといいですよ
・お風呂に入る順番を最後にする
お風呂に入る順番を最後にすれば、他の家族の方が感染するリスクを減らすことが出来ます。
まとめ
お子さんとの入浴は、もしお子さんが既に一人でお風呂に入れるなら、順番は最後にしてもらいましょう。
もし一人で入れない年齢の場合は、上記の注意点を守り、少しでも感染のリスクを抑えていきましょう。
私も感染した経験のある身なので、辛さは身をもって知っています・・・もう二度と罹りたくないです(-_-)
感染しない為に
手足口病の予防に有効なのは手洗いです。
感染力が強いため、潜伏期間中でもうつってしまいます。そのため、幼稚園や保育園に一人でも感染者がいた場合、あっという間に広まってしまいます
予防の基本でもある、手洗いをしっかり心がけるようにしましょう。