ゴルゴ13にはデイブマッカートニーというガンスミスが登場します
毎回と言っていいほど「ゴルゴ13」から無茶苦茶な依頼を受けながらも熟練の腕で見事に仕事をこなす男です。
ゴルゴ13の脇役として最も有名な「デイブマッカートニー」の詳しい情報を今回はまとめてみました
デイブマッカートニーとは?
彼の初登場は「AT PIN-HOLE!」という回です。
ハイジャックされた旅客機に立て籠もる犯人を1km離れた場所から狙撃するという依頼を受けたゴルゴ13が
任務遂行に必要なスペックを持つ「銃」と「弾丸」の制作を依頼した事がゴルゴとデイブのファーストコンタクトでした。
「いったい標的はなになんですか?」
「1キロ先のフットボールだ!」
「おおっクレージー!!」
というやり取りはゴルゴ13でも有名な場面
しかも製作時間は「3時間以内」という無茶苦茶な依頼に、さすがのデイブも難色を示しましたが・・・
「デイブマッカートニーといえばアメリカでも5指にはいる銃のハンドメーカーじゃなかったのか?俺の依頼主が俺を信頼するように、おれはあんたの腕を信頼しているんだ・・・」
というゴルゴの言葉に心を動かされ、見事3時間以内に依頼通りの銃を制作…ゴルゴは依頼を遂行する事が出来たわけです。
その後もゴルゴが彼へ依頼する仕事は常軌を逸したものばかりで
・火砕流の破片を弾丸に作り替える
・500m先の弾丸散布域を直径5センチ以内に収まる弾丸を24時間で20発用意する(5.56×45フルメタルジャケット弾)
・無重力・空気抵抗ゼロの宇宙空間にて「無反動で発射できるM-16」を制作
・時速200キロ以上で走行中の列車に乗っている3人を一撃で狙撃する為のライフルを制作
※貫通による無関係の乗客への被害が無いように確実に犯人の頭蓋骨内で停止させる、発射後の振動は0.5秒以内で納めるという条件つき
他にもスピンオフで彼が主人公のシリーズも発売されており、こちらでも様々な銃を制作して依頼主の期待を裏切らない仕事をこなしています
彼の出自について
本編では謎に包まれていた彼の出自ですがスピンオフにて少しだけ彼の出自について判明しました。
・先祖はヨーロッパにてガンスミスを生業にしていた
・先祖は代理決闘士の銃を作っていた
彼の先祖もガンスミスだったという事が判明しましたが、デイブ自身の家族などについては不明のままです。
鉛中毒に体を蝕まれている
長年鉛を扱っている為か「鉛中毒」の症状が出ているようで
鉛中毒になると人格の変化、頭痛、感覚の消失、脱力、口の中の金属味、歩行協調障害、食欲減退、嘔吐、便秘、けいれん性の腹痛、骨や関節の痛み、高血圧、 貧血 などが起きるようですが
彼も「口の中の金属味」「食欲減退」「骨や関節の痛み」といった症状に悩まされているようです。
デイブマッカートニーにはモデルとなる人物がいた!?
デイブマッカートニーにはモデルとなる人物がいたことをご存じでしょうか?
「ジャッカルの日(原題:The Day of the Jackal)
1973年に制作された映画に登場した「ポール・グーサンス」という「ガンスミス」がモデルと言われています。
こちらの映画でも「ジャッカル」という暗殺者が任務を遂行するためのカスタムライフルの制作を依頼する為に接触
彼が制作したライフルは「傑作」とジャッカルも太鼓判を押すほどの出来でした。
左のおじさんが「デイブマッカートニー」のモデルと言われている方です
まとめ
ゴルゴ13という超長期連載の漫画にてゴルゴに並んで存在感のある「デイブマッカートニー」
彼の仕事無くしては「ゴルゴ13」も遂行できなかった任務もあるでしょう。
ゴルゴから「ありがとう」という言葉を受けたほどの人物の活躍に今後も期待です。