コンデジ終焉説は本当か? 写真はスマホで十分な理由とは?


2022年現在、スマホのカメラ機能は本当に素晴らしい性能になってきましたね
今振り返れば「ガラケー」カメラ機能は「おまけ」程度の性能でした・・・

私はガラケーやスマホ黎明期の頃は、一眼を使うまでもない場合は「コンデジ」をバッグやポケットに入れて出掛けていました
ただし、最近の「スマホ」のカメラ性能の向上により「コンデジ」という存在は不必要なのでは?という説が出てきています。

確かにスマホの大きさって「コンデジ」よりコンパクトなんですよね~

今のスマホのカメラ性能はプロじゃない限り「一眼で撮った」と言っても分からないほど綺麗な写真が簡単に撮れてしまいます。

思い返せば、名所などに行くと「一眼」で写真を撮ってるか「スマホ」で写真を撮る人の2つに分けることが出来るほど、「コンデジ」を見る機会が減った気がします。

そこで今回は2022年現在「コンデジは不必要」という説に対して検証してみました
お暇な方はご覧になってくださいませ~

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コンデジの高級路線化

最近はコンデジの高性能化・高級化が注目されていますが・・・

例↓

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

リコー RICOH コンパクトデジタルカメラ GRIII (015041)
価格:112940円(税込、送料無料) (2022/4/18時点)

 

引き延ばしても十分な画質が保証できるといわれても、コンデジを使う人が画質や高画素を気にするのでしょうか?

私の場合は安いという理由で買った「1万円のコンデジ」を使ってたら、だんだん撮影が面白くなり「一眼」を買うというルートを辿りました。

あまりカメラを知らない人が「10万円近いコンデジ」をいきなり買うでしょうか?

また、一眼をメインに使っている人が、性能面で劣る「コンデジ」に10万円を出すでしょうか?私ならレンズを一本買います。

結局「カメラ」が趣味になると、センサーサイズが大きい「一眼」に行く人が多いので、いつまでも「コンデジ」をメインにしている人は少ないのかな~と思います。

また、十数万もの金額を出すなら「良いスマホ」を買う人がほとんどだと思います。

スマホの進化

2022年現在のiPhone最新機種は13ですが

iPhone13proでもトリプルレンズが搭載されており
超広角+広角+望遠の3種類が瞬時に切り替えられます。

さらにビデオ撮影もiPhone1台あれば映画が撮れるほどの性能になっています。
以前「ジョンウィック」の監督がiPhone11proを使って映像作品を撮って話題になりました

本格的な撮影設備がある事が前提ですが、2世代前のiPhoneでこのクオリティが作れてしまいます

ちなみに私が持っているiPhoneXSでもポートレートモードで背景をデジタル処理でボカす事が可能になっています
カメラのセンサーサイズの小ささで不可能だった「ボケ」もデジタル処理機能の向上で可能になったのは進化と言っても過言ではないですね

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さらにファーウェイの「P40 Pro」はライカのライセンスを受けて「3眼レンズを採用」しています、
ライカと言えばカメラの超高級ブランド、スマホ機能付きのカメラと言ってもいいくらいの贅沢っぷりですね

さらに「魚眼」「広角」「望遠」を撮影可能になる「外付けレンズ」が販売されています。

AdobeのlightroomやPhotoshopがスマホのアプリで使用可

最近はAdobe社の画像編集ソフトがスマホでも使えるようになりましたので、スマホで撮った写真をすぐに編集することが可能になっています。
コンデジの場合は撮った写真をパソコン等に転送してから編集するという工程があるので、この手間を省けるのはメリットですよね

コンデジの存在意義

「コンデジ」は「携帯性・コンパクト勝負」ではおそらく「スマホ」に完全に負けていると私は思います。

センサーでは「APS-C」を搭載している「コンデジ」もあるので、センサーサイズ勝負では「コンデジ」に分があると言えます。

私が「買う」ならキャノンの「PowerShot G1 X Mark III 」です値段はアマゾンで「13万円弱」
性能は以下の通り↓
約2420万画素のAPS-CサイズのCOMSセンサーで高画質
F2.8-F5.6レンズに24-72mmの光学3倍ズームを搭載
最高約9.0コマ/秒の高速連写でシャッターチャンスを逃さない
約399gの軽量小型ボディーで持ち運びやすい
防塵防滴性能で天候や環境を問わず撮影をサポート
タッチパネル・バリアングル液晶で撮影の自由度を拡大
Blueetooth接続でカメラの電源はOFFのままスマホに写真を転送

ぶっちゃけ「13万円」を出すなら「iPhone13PRO」を買う資金にしますが・・・

耐久性比較

恐らく「コンデジ」の長所の最後の砦といえるのが「耐久性」だと思っています。

スマホは落とすと画面にひびが入る、最悪画面が映らなくなり修理依頼で高額な請求が来る場合がありますよね・・・

その点「コンデジ」は「防塵・防滴・防水」や耐衝撃性能がスマホとは比べ物にならないほど高いです。

アウトドアでは川に入ったり、山を歩いたりする時がありますが、川や不安定な地面で態勢を崩してカメラを落とす場合があります。
スマホだと水没・固い岩に激突して破損という惨事がある場合も・・・

最近のスマホは防水機能が高くなっているので、防水に関しては少し気にならなくなってきましたが、耐衝撃に関してはまだまだ不安です。

コンデジでは2m弱の高さから落下しても大丈夫な「耐衝撃耐性」を持つモデルがあります。

特に高性能な2つのモデルを紹介しますと

オリンパスの「タフシリーズ」
1Tough TG-6
この機種は
・防水性能:15メートル(IPX8相当)
・防塵性能:IP6X相当
・耐衝撃性:高さ2.1m /100kgf
・耐寒性能:マイナス10度
という性能を誇っています。

Nikonの防水コンデジでは
COOLPIX W300 BK
・防水性能:30メートル(IPX8相当)
・防塵性能:IP6X相当
・耐衝撃性:高さ2.4m
・耐寒性能:マイナス10度
防水ケース無しで30mはすごいですね

どちらも3~4万円程度の値段なので、まぁまぁ買える値段ですね。

まとめ

スマホとコンデジを比べてみましたが、私個人としても「コンデジ」はすでに必要性が低くなっていると感じました。

コンデジの特徴を見てみましたが、スマホに勝っているのは「耐久性」くらいです

昔は「旅行」や旅のお供に欠かせない「コンデジ」でしたが、今では「スマホ」に完全に取って代わられようとしています。

「スマホ」より「耐久性」が高い「コンデジ」の主戦場が「水中撮影」や「アウトドア」など限られたフィールドになっていくかと思います。

ちなみに、「とある戦場カメラマン」の方が、一眼が使用不能になった時に最後の手段としてポケットに「コンデジ」を装備していると仰っていました。

「コンデジ」がどんどん世の中から淘汰されているのは「時代の流れ」的に仕方ないと思いますね。

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「コンデジ」が衰退していく中で、さらに力を増している「スマホ」のカメラ性能の向上に期待したいですね。