6月は雨やジメジメした日が続くので「嫌だな~」と思う方も多い季節かもしれません
ですが、6月は「ホタル」を観賞することが出来る唯一の季節でもあります
暗闇に舞うホタルの光はどこか幻想的で、普段とは違うひとときを楽しむことが出来るので、たまには時間を忘れてホタル観賞に行ってみてはいかがでしょう?
「時間を忘れて」と書きましたが、ホタルには「飛ぶ時間帯」「飛ばない時間帯」や「地域によって出現する時期」「活発に活動する条件」など色々あります
なので見たいと思って行っても、「時間」「時期」「天候」が合わないと「一匹」も見れない・・・なんてこともあります
そこで今回は「ホタル観賞」に適した時間帯や「天候などの各条件」について解説していきたいと思います
目次
・ホタルが出現する時期
・ホタルの活動期間
・ホタルが活発に動く気象条件
・ホタルを観賞する際の注意点
・2019年のホタル撮影
ホタルが出現する時期
一般的に5月後半~7月初旬頃がホタルを見ることが出来る時期です
「ゲンジボタル」「ヘイケボタル」「ヒメボタル」の3種類が代表的ですね
地域によって異なりますが
ゲンジボタル:「5月下旬~7月初旬」
・約1カ月ほどの活動期間
・強い発光と曲線的な飛び方が特徴的
・発光の間隔は地域や条件によって異なりますが「1~6秒間隔」
ヘイケボタル:「6月下旬~8月初旬」
・ゲンジボタルの活動が終了する頃に活発化
・発光は弱く「切れかけの電球」のような発光(良い言い方だと「揺れるような発光」)ですね(^^;)
ヒメボタル:「5月下旬~6月下旬」
・発光の間隔が短いのが特徴
(歩道橋の信号が変わる際の点滅と速度が似てる気がします)
・発光はゲンジボタルより弱い
・ゲンジやヘイケと比べると一回り小さい
・人気が無い場所に生息
・すごく幻想的な写真が撮れる
最近は「SNS」などで自分が住んでいる地域の「ホタル」の出現情報を簡単に知ることが出来るので
例えば「東京 ホタル」や「大阪 ホタル」
などのキーワードで検索すると自分が住んでいる地域の最新情報が得られるので是非「SNS」を活用してホタル出現を見逃さないようにしましょう!
ホタルの活動時間
日中は草の陰などで、ほとんど動かず過ごし、日没後に活発に動き始めますが、実は夜通し動いているわけじゃなく日没後も休み時間があります
ホタルが休んでいる時間にタイミング悪く行ってしまわないように気を付けましょう!
「ゲンジボタル」
1回目:19:00~21:00
2回目:23:00前後
3回目:2:00前後
特に1回目が活発に活動します
「ヘイケボタル」
ゲンジボタルと活動時間は同じ
「ヒメボタル」
・日没後の数時間(暗くなってから22:00頃までともいわれています)
・23:00~の地域もある
ホタルが活発に動く気象条件
ホタルが多く見られる条件は以下の通りです
・月明かりが無い
・ジメジメした蒸し暑い日
・風が無い(弱い)日
ホタルというのは天気に敏感な生き物という事がわかりますね
この3つの条件を満たした日に、ホタルが出る時間帯に行けば高確率で多くのホタルを見ることが出来ますよ
ホタルが光を発するのは、求愛行動や仲間に自分の居場所を知らせるという意味があります。
そのため、月の出ている明るい夜は自分の光が目立たないのであまり姿を見せてくれません、また風が強い日や雨が降っていると草の陰に隠れてしまいます
天気予報をチェックして、ホタルが出そうな日を事前に把握しておくことがホタル観賞の重要なポイントですね
ホタルを観賞する際の注意点
ホタルというのは光にすごく敏感な生き物なので
「懐中電灯」や「車のヘッドライト」「カメラのフラッシュ」などの強い光を当てると、しばらく光るのを止めて隠れてしまいます
また「捕まえて持ち帰ったり」「ゴミを捨てる」などの行為もルール違反です
場所によっては「ルール違反者」に厳しい罰則があるスポットもありますが、上記のルールをしっかり守りさえすれば何の問題もなく、ホタル観賞を楽しめます
ただし、多くの人がルールを守っていても、無神経な少数の人たちが原因で来年からホタルが見えなくなるかもしれません
実際に「ゴミ」などが原因で川が汚れた事からホタルの数が激減した場所も少なくありません、しかし地域の方々の努力で川の水質が回復し、ホタルが戻ってきたという場所もあります
10年後も同じ場所で「ホタル」が見えるように、ルールを守ってホタル観賞をしていきましょう!
まとめ 2019年のホタル撮影について
今年はまだ数か所しかホタル観賞に行けていませんが、何枚かホタルの撮影を行いました
ホタルの撮影を初めたのは2018年からで、まだまだ初心者ですがなんとかコツがつかめてきて、ギリギリ見せれる写真を撮れるようになりました
今年の目標は「ヒメボタル」の写真を撮ることですね(^^♪