そろそろ、インフルエンザが流行りだす時期になってきました
家族や会社、学校などでインフルエンザに罹った方が出ると、自分も罹るんじゃないかと心配になってきます
今回は数多くあるインフルエンザ対策の中でも、最近注目の「空気清浄機」を使った対策を紹介
本当に効果があるのか?使い方は?いつ使えばいいのか?などについてまとめてみました
「空気清浄機」購入を検討している方や、インフルエンザ対策を調べている方の参考になれば幸いです
インフルエンザの感染経路について
インフルエンザの主な感染経路は「くしゃみ」や「咳」によって口や鼻などの粘膜から感染する「飛沫感染」と、
ウイルスを手で直接触ってしまい感染する「接触感染」の2つです
「くしゃみ」や「咳」で飛んだ「ウイルス」は水分を含んでいるので長く空気中を漂う事はありません
では、長い間空気中を漂わない「インフルエンザウイルス」に、空気を綺麗にする「空気清浄機」では対策には向いていないんじゃないか?と思いますよね
イオン発生機付きの空気清浄機の効果について
最近はフィルターを通して「空気を清浄」する一般的な空気清浄機だけではなく
「プラズマクラスター」
「ナノイー」
「ストリーマ」
メーカーによって呼び方は様々ですが、イオン発生機付きの空気清浄機がほとんどです
「イオン」を発生させる空気清浄機は「インフルエンザの抑制効果」があると宣伝しているメーカーもありますが・・・
イオンは空気中のウイルスに付着し無力化させる効果があるので、「空気感染」に関しては効果はあるといえますが
前述のように「飛沫感染」「接触感染」が主な感染経路の「インフルエンザウイルス」には効果はあまり無いといえます
なので「メーカー」の宣伝に期待して「インフルエンザ対策」を空気清浄機に頼るのは、あまりオススメはできません
加湿機能付きの空気清浄機
インフルエンザの対策として「湿度の調整」があります
空気が乾燥していると「喉」や「気管支」「鼻」の粘膜が傷つきやすくなってしまい、こうして傷ついた箇所に「ウイルス」が付着し感染する可能性が出てきます
また乾燥していると「ウイルス」は空気中を漂いやすく、広い範囲を動くことが出来るので、非常に感染する可能性が高まる環境といえます
これを対策するには「湿度の調整」が重要になってきます。
「40~60%」程の湿度で「インフルエンザウイルス」の活動が弱まるため、感染の可能性も下がるといわれています。
ですので「加湿機能付きの空気清浄機」は「インフルエンザ対策」として大いに期待が出来ます。
空気清浄機の効果的な置き場所
加湿機能付きの空気清浄機が「インフルエンザ対策」として効果があることがわかりましたが
その効果を最も発揮する置き場所を紹介します
・空気清浄機の設置場所
空気清浄機の効果が最も発揮できる場所は、
・人が出入りする「扉」付近
人の出入りの多い場所に設置することで、ウイルスが含まれた空気を空気清浄機が吸い込みやすくなります
・換気扇からは遠ざける
空気清浄機からの綺麗な空気を換気扇が吸い取ってしまうため、換気扇からはなるべく遠ざけておくのがオススメです
さいごに
宣伝などでは「空気清浄機」でインフルエンザ対策と言っていますが、完全に信用するのは避けた方が良いでしょう
加湿機能付きの空気清浄機も同様で、完全に「インフルエンザ対策」が出来るわけではありません。
やはり一番確実な対策は「手洗い・うがい・マスクの着用」を徹底することです。
空気清浄機は、あくまで補助的な役割と考えていくのが良いでしょう