犬が熱中症で嘔吐するのは危険!? 対策や初期症状などについて解説


夏本番で暑い日が続いています

我々人間も暑くて大変ですが、犬たちにとっても過酷な日本の夏

中には熱中症が原因で嘔吐してしまうワンちゃんも・・・

荒い息遣いを聞いているとつい心配になってしまう季節です。

今回は犬が熱中症で嘔吐などをしてしまった際の対策や予防について解説します

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犬が暑さで嘔吐するのはどんな状態?

夏場に犬が嘔吐するのを見ると「夏バテ?」と思うかもしれませんが、犬が嘔吐する場合は「熱中症」の疑いが強いです。

犬の熱中症の初期症状は以下の通りです

1.歩く速度が遅くなる、歩きたがらない
2,息遣いが荒くなる
3.大量のよだれ
4.食欲がない
5.ぐったりして、一日中寝ている
6.下痢や軟便になる
7.嘔吐

熱中症は夏バテと違い、数時間のうちに体調が悪化してしまいます。

犬は人間と違って体温調節がとても苦手な生き物ですので、飼い主さんが犬の体調をしっかり管理する必要があります

さらに熱中症が悪化すると
・フラつき、倒れる
・意識混濁
・失神
・けいれん
・吐血、血便など
※これらの症状が出たら、迷わず動物病院へ連れて行ってあげましょう!

また、熱中症のような急激な体調の変化が無くても、何回も「嘔吐」している場合は、他の要因の可能性もあるので動物病院で診察する必要があります。

犬の熱中症対策は?

熱中症は上記の初期症状を見逃してしまうと、みるみる悪化してしまいます。

症状が悪化してからでは、病院に連れて行っても助かる確率は低くなってしまいます。

上記の熱中症の症状が1つでも見られる場合は、すぐに動物病院へ連れていくか連絡しましょう!

【屋外犬の熱中症対策】
一番良いのは、涼しい場所へ移動させてあげることです。

ベストは「エアコンが効いた部屋」に入れてあげるのが良いですが、家庭の都合で無理な場合は「影のある涼しい場所」へ移動してあげましょう。

万が一影が無い場合は「すだれ」や「よしず」で直射日光を遮ってあげましょう。

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また、水など飲み物は絶対に切らさないように数時間おきに確認をするようにしてください

【室内犬の熱中症対策】
室内犬は飼い主が部屋を空けている時が一番怖いですよね

留守番中の飼い犬が熱中症に罹らないようにするには
・水分はなくならないよう数カ所に置いたりして工夫する
・エアコンをつけておく
一日中付けておくと家計に響いてくるので、暑くなるお昼の時間から夕方辺りまでタイマーで予約しておくという手があります
※エアコンの設定は除湿か冷房で26~28度がベストです。犬は湿度が高いのを嫌うため湿度は60パーセント以下にすると良いですよ
※直接エアコンの風は当てないようにしましょう。
・エアコンを使わない場合は「ペット用の冷却マット」などのグッズを使う

【家で出来る応急処置】
熱中症の疑いがある場合は、犬の体を冷やすことが大事です。

影がある場所など涼しい場所へ移動してあげましょう。

また屋外犬の場合はぬるめの水で体を濡らしてあげ、扇風機などで送風して体を冷やしてあげるのもオススメです。

犬の熱中症に効果的な食べ物は?

犬の熱中症に効果的な食べ物はないですが

一番大事なのは「水分補給」です

我が家の犬は「水道水」ですが、犬用のイオン飲料水が販売されており、栄養面を考えるとこちらがオススメです。

まとめ

犬は温度調節が大変で、人よりも熱中症になりやすいため注意が必要です。

また老犬になってきているのであれば、さらに注意が必要です。

我々人間も大変ですが、犬は言葉で暑さを伝えることが出来ない、体温調節が苦手ということもあり

夏を乗り切れるかは、飼い主さんのサポートにかかっています!

今回紹介した対策を覚えて、今年の夏をうまく乗り切りましょう。