夏バテの原因は水の飲みすぎ?適切な水分補給の仕方や怖い水毒とは


夏真っ盛りでございます

工場勤務や外仕事をなされている方は、この時期はお疲れ様です

私も仕事上、エアコンが使えない現場で働いているので、毎年夏は地獄です・・・

水分補給しても、すぐに汗になってしまうので服はベタベタ

しまいには水分補給しても、ボーっとするようになってしまいます。

今回はこの「水分補給」に焦点を当てて、夏バテ対策を考えていこうと思います。

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夏バテの原因は水分のとりすぎ?

水分を摂らないと、体温を調節する汗が出なくなり、結果体温がどんどん上昇していきます。

また、体内の水分が不足すると、心筋梗塞や脳梗塞、夏場は熱中症になる可能性も

一昔前は「運動中に水を飲むと運動した効果が消えるから飲むな!」という理論がまかり通っていましたが・・・

現在では「水分補給」の重要性は誰もが知っているとおりです。

しかし、水分補給もとりすぎには注意が必要です

工場や外仕事で勤務されている方で、暑くて、汗が出て、ボーっとするため、水をガブガブ飲んでリフレッシュしたと思いきや

「なんかさっきよりだるくなった」という経験はありませんか?

・過剰に水分を摂りすぎているのが原因!

水分を多くとると胃液が薄くなり、胃の消化能力が低下します、そのため食欲不振や消化不良が起こります。

また、水分を多くとると血液の量が増え、血圧も上昇します。そのため心臓への負担が増えます。

過剰な水分補給の結果、食欲不振や心臓への負担が増えることにより、体がだるく感じるというわけですね。

※水分補給にも適切な量というものがあり、過剰に水分補給すると逆に体に悪い影響を与える場合があるので注意が必要

冷えすぎた飲み物にも注意!
暑いと冷えた飲み物が欲しくなってきますが、冷えた飲み物は胃腸や内臓を冷やし、胃の機能が低下するので注意しましょう

※胃もたれや下痢、食欲不振に悩まされている場合は、一度冷えた飲み物を控えてみると改善する場合があります。

・甘い飲み物にも要注意!
砂糖が多く含まれている飲み物を飲みすぎると、体内のビタミン、ミネラルの消費が早くなり、疲れやすい体になってしまいます。

・コーヒーにも注意!
暑くて喉がカラカラの日に「コーヒー」を飲む人は少ないと思いますが、コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があります。
水分を摂っても尿として出てしまっては意味がありません・・・「カフェイン」が入っている飲み物は、飲む量を考えて飲みましょう

何を飲むのがベスト?

水を飲みすぎると胃の消化機能が落ちる、甘い飲み物は疲れやすくなる、カフェインの入った飲み物は注意

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では、何を飲んでいれば正解なのか?

答えは「スポーツドリンク」です

真夏の蒸し暑い工場や、炎天下の外仕事で汗がダラダラ出ているような場合

水分、塩分が不足して、熱中症や脱水症状を引き起こす可能性があります。

熱中症や脱水症状になると、水だけでは体調を改善することが出来ません。

改善には「塩分」が必要になってきます。

スポーツドリンクには「水、塩、ブドウ糖」が入っているため、熱中症や脱水症状の予防や緩和に役立ちます

また、スポーツドリンクよりも効果があるのが「経口補水液」です。

※スポーツドリンクにはアミノ酸が含まれており、アミノ酸は体内への吸収を遅らせるため、アミノ酸が含まれていない「経口補水液」もオススメです。

体がだるくなる以外にも、以下の症状が出ているなら「水毒」という状態になっているかもしれません。

1.水を沢山飲んでるのに、尿が全く出ない
2.偏頭痛が起きる
3.下の瞼がむくんでいる
4.肌がベトベトになる
5.湿疹がでる
6.めまいや耳鳴りがする
7.下痢や吐き気などがある

私の場合は1、4、7が当て嵌まっていました

水毒とは?

あまり聞きなれない言葉ですが

水毒とは「東洋医学」で使われる言葉です

東洋医学では「気・血・水」という3つの要素が体内をめぐることにより正常に体が機能すると考えられています。

この「気・血・水」の「水」が必要以上に体内に溜まってしまい悪影響を及ぼすことを「水毒」といいます

水毒にならないためには?

毒という言葉が怖いですが「水毒」を治す方法は意外と簡単です

以下の2つを守れば「水毒」にならないし、改善することが出来ます。
・適切な量の水分補給を行う
・体を冷やしすぎない

<水分補給の適量は?>
特に「1日何リットル飲むべき」というルールはありませんが

一度にたくさん飲むのではなく、一回につき200mlほどの量を飲むのが理想的と言われています。

まとめ

工場や炎天下の中で仕事をしている方は、くれぐれも熱中症や脱水症状には気を付けてお仕事を頑張ってください。

今回の記事で解説した通り、水の飲みすぎはかえって体が疲れたり、体調を崩す場合があるので、適度な量と冷えすぎた飲み物には注意しましょう。

また、仕事中は飲み物の種類にも気を付けて水分補給をするようにしましょう。

今回のポイント!
・過剰に水分は摂らない(1回の補給は200mlまでがベスト)
・冷えた飲み物は、胃の機能を低下させる
・甘い飲み物や、カフェインの入った飲み物には注意
・水の摂りすぎは「水毒」という症状に陥る場合がある